深遠なる仏教の心、平和を祈る尊い精神を根底に画業の道を歩んだ平山郁夫。 また、アンコール遺跡や敦煌石窟の保護活動やアフガニスタンの支援活動など、絵画の世界に留まらない世界的文化財保護に尽力した。自らの被爆体験を通して得た“祈りと鎮魂、そこから生まれる希望”を筆に託し、シルクロードのキャラバン隊や世界遺産の数々を作品として描いていった。