深遠、そして濃密な空間。精神性高き花鳥画の鬼才。 岩崎宏の描く日本画からは、静謐で凛とした空気を感じられる。 画布に筆をおろすまでに相当な時間をかけて構想を練り、自ら花に擦り寄り、気の遠くなるような丹念さで時を重ね、一枚の作品を完成させる高い精神性から生まみだされる。それが岩崎宏の花鳥画である。