マイケル・ルーはユーモアと心の温もりを色彩豊かに描き出した初めての作家です。 彼の登場は、全く新しい美術の可能性を示した点で、世界に大きな衝撃を与えました。 天才画家ルーの独特な色彩と造形の感覚によって描き出されるユニークなイメージは、たちまち、アメリカ、ヨーロッパそして日本の美術愛好家を魅了し、また、専門家から高く評価されるところとなりました。 児童画のようにわかりやすい絵柄でありながら、格調高い美術の領域を踏み外すことのない感性と技量の確かさは、ルーならではのものです。 カラフルな西洋手法を用い、東洋の観念、人と自然の調和を描いたイメージは、ややもすれば現代人が忘れかけている愛情、希望、勇気、平和などを力強く訴えかけています。