東山魁夷 版画 年暮る

作家名東山魁夷

技法彩美版プレミアム

制作年2024年

額寸天地656mm×左右832mm×厚さ35mm

限定枚数500部

備考「彩美版®プレミアム」により東山魁夷が格調高く描いた「東山ブルー」の群青がクリアに引き立つ、臨場感あふれる作品です。

¥660,000 税込
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作品解説

東山魁夷は「昭和の国民画家」といわれ、自然や風景の詩情豊かな作品を描き続けました。≪年暮る≫は、移り変わる季節の色合いを美しく描いた「京洛四季シリーズ」の一点です。
 本作は、京都ホテル(現ホテルオークラ京都)の屋上から眺望した、大晦日の街並みを表しています。魁夷が京都で除夜の鐘を聞いたときに、京都への郷愁の想いが満ちあふれ、表現されたといいます。画面を覆う青は、「東山ブルー」と称される群青色のグラデーションで統一され、冬化粧をまとった厳かな京都の空気やしんしんと降り積もる白い雪の音、除夜の鐘の音の響きが伝わってくるようです。また、静寂のなかにも屋根瓦が美しく連なった民家からは灯りが漏れ、人々の生活、そして来る新年への期待も感じられます。年の瀬の厳かな情感とともに、穏やかな温もりを感じる作品です。

山種美術館の日本画コレクションを代表する貴重な作品の一つである本作を、繊細な色合いを効果的に表現する技法「彩美版®プレミアム」でより魅力的に再現しました。京への想いを詩情豊かに描いた比類なき名作を、ぜひお手元でお楽しみください。