作家名藤原郁子
技法紙本彩色
制作年2026年
額寸縦500×横1100mm
限定枚数作家直筆の原画作品です。 額裏面には作家直筆のタイトルと落款入りの共シールが付属します。
「めぐる四季図」は、春・夏・秋・冬という四つの季節がひとつの画面の中で静かに寄り添い、時間が円を描くようにめぐり続ける世界を表現した作品です。桜の白い花びらが春の軽やかさを運び、紫陽花の淡い紫が初夏の湿り気を感じさせ、白い芍薬が夏の生命力をそっと咲かせ、紅葉の深い赤が秋の成熟を添えています。背景に広がる桃色から紫への柔らかなグラデーションは、朝焼けから夕暮れへと移ろう空のようでもあり、季節と季節の境目が溶け合う“時間の気配”そのものです。藤原郁子の特徴である両手描きの技法によって、線や花弁には左右のリズムが宿り、人工的な緊張のない自然な調和が生まれています。季節は終わるのではなく、めぐりながら続いていく──そんな静かな哲学が、花々の姿を通してそっと語られる作品です。